矯正歯科治療中は何を食べればよいのか?
矯正治療中は、装置を付けたことにより、痛みを伴ったり噛みづらくなることがあります。痛みには個人差がありますが、特に装置を装着した直後は痛みだけでなく、慣れないこともあり、一時的に食べづらくなることもあります。また、食べ物の性状によっては装置の破損や変形の原因により、ケガをしてしまう危険性があるので注意です。
食育インストラクターが矯正治療中の食事を指導します
当クリニックには、食育インストラクターの資格を持つ歯科医師が所属します。矯正治療中は装置をつけたまま食事をする必要があるため様々な問題があります。当クリニックでは、矯正歯科治療中の食事について歯科の面と栄養の面、両方からしっかりサポートする体制が整っています。患者様の矯正治療中の不便が少しでも和らぐよう協力させていただきますので、何でもご相談ください。
矯正治療中にはこんな食べ物に注意しましょう
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装置破損の恐れがある食品
固い食品や勢いよく砕く食物は、装置が壊れてしまうことがあります。なるべく控えるか、小さくしたり、水分に浸してやわらかくしてからたべるようにしてください。
例えば、おせんべい、氷のかたまり、ビスケット、ナッツ類などなど -
装置に引っかかりやすい食品
ベタベタしたり、くっつきやすい食品は、装置やワイヤーにくっついて破損しやすくなります。また、ほうれん草などの葉もの、長い麺類もワイヤーにひっかかりやすいので、たべたあとは歯間ブラシやデンタルフロスなどの補助器具を使用して、清掃してください。
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痛みが出る恐れのある食品
噛みちぎって食べる食品は、痛みが出ることがあります。お肉は小さくカットしたりひき肉にした方が比較的に食べやすくなります。
例えば、ステーキやグミ、イカ、たくあんなどは要注意!
特殊な装置を装着した場合は特に要注意!
正しい咬み合わせを作るために治療の途中で特殊な装置をお口に入れることがあります。その場合、かなり個人差はありますが、一時的に噛みづらくなり、今まで普通に食べていた物が食べづらくなることがあります。またかみ砕く力が弱くなっているため、固いものや大きなものはとても食べづらくなります。少し手間はかかりますが、いつものご飯をひと工夫することで食べやすくなります。一時的に装着する装置なので、ご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。
矯正歯科治療中の食事でできるちょっとひと工夫!
- Point.01ごはんは軟飯やお粥に
- ご飯を食べる際には、いつもより少しお水を多めにして柔らかめに炊き、かんたんに噛めるようにしましょう。
- Point.02野菜類は煮る・茹でる・蒸す
- お野菜を矯正歯科治療中に取り入れる際には、少し長めに火を入れるようにして、かんたんに噛めるようにするか、歯ぐきや舌でつぶせるくらいにしましょう。
- Point.03麺類も柔らかく
- ラーメンやパスタといった麺類を食べるときには、ゆで時間を長くし、柔らかめにゆでましょう。また、短めにカットすることでもっと食べやすくなります。
食べづらさや噛みやすさは、個人差があります。食べてみて無理のないように調整していきましょう。
食材の大きさや固さは、舌や歯ぐきでつぶせるくらいをイメージするといいです!
当クリニックからのおねがい
矯正治療中は、痛みや食べづらさが原因で、お食事に時間がかかったり、食事量が減ってしまったり、栄養が偏ることがあります。できるだけいつもと同じように栄養摂取できるように食品にひと手間かけたり、ちょっとした工夫をお願いいたします。
さらに一時的に食べづらいわずらわしさから、不足してしまう栄養を補うために、お食事にプラスアルファとしてプリンやゼリー、栄養ドリンク、野菜スープや野菜ジュースなどを上手く活用してみてください。
その他にもご相談がございましたら、お気軽にご連絡ください。
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