PREVENTIVE DENTISTRY 矯正治療中の予防

矯正歯科治療中の予防処置

矯正治療中は、特にワイヤーとブラケットを使うケースにおいて、日常とは異なる虫歯や歯周病のリスクが発生します。矯正装置を常時装着する治療方法の場合、ブラッシングしにくい部分が出ますし、歯垢が付着しやすくなるからです。当クリニックではその点を踏まえて、矯正期間中の予防処置にも力を入れています。また、歯並びが変わることで、治療以前と歯並びの注意点が変わることにも着目して、歯磨き指導もしっかり行います。

矯正治療もまずはお口の状態を知ることから

お口をキレイな状態に保つためには、お口の中が今どんな状況かを知ることが大切になります。そしてそれは、矯正歯科治療を始める際にも変わりません。ご自分のお口の環境がどのような状態で、どういう歯並びや咬み合わせかを確認したうえでどうなったら理想かを一緒に考えていきます。

  • Step 01

    位相差顕微鏡でお口の菌の状態を確認

    お口の中には数百種類の細菌が存在し、その中のいくつかは虫歯や歯周病などの疾患の原因となります。当クリニックは位相差顕微鏡で細菌の数や種類を確認して、それぞれの方のリスクを診断しています。

  • Step 02

    唾液検査で細菌の数を確認

    唾液検査を行うと、お口の中に生息する細菌の傾向を把握できるとともに、患者様ごとに異なる唾液の性質や分泌量を把握できます。唾液はお口の中が酸性に傾くことを防ぎ、再石灰化を促す作用があるので、唾液の量や質は虫歯のリスクを大きく左右するのです。

予防処置を行うメリットとデメリット

  • メリット

    • 定期的に行うことで清潔なお口を保てます
    • 予防処置を行うと歯の表面がなめらかになります
    • 口臭予防にもなります
  • デメリット

    • 処置内容によっては費用が発生します
    • 一過性のものではなく清潔さを保つために継続が必要です

予防のプロ!歯科衛生士が提供する予防処置

当院では、日本成人矯正歯科学会の認定衛生士の資格を持つ歯科衛生士が在籍。
専門的知識、技術ならびに備わった経験をもとに、皆様の歯の治療や予防のサポートを行ないます。

歯磨き指導

「丁寧に時間をかけて歯を磨いている」という人でも、虫歯や歯周病にかかってしまうケースは少なくありません。そのような場合、磨き方のクセにかたよりがあることが考えられます。特に矯正治療中は歯並びが変わっていくことで、それまでとは異なる状態になるので注意が必要です。ぜひ当クリニックで歯磨き指導を受けて、虫歯や歯周病を予防しましょう。

PMTC

歯科医師や歯科衛生士が、専用機器を用いて行う清掃です。毎日のセルフケアを頑張っていても、どうしても歯垢や歯石はたまっていきますから、定期的にプロケアを受けることで虫歯や歯周病のリスクを低減することができます。また、歯の着色も取れるので、見た目がきれいになる利点もあります。

予防処置の料金について

当クリニックでは、予防処置の費用はすべて、矯正歯科治療の料金に含まれています。矯正歯科治療を始める際には、まず初めに予防処置を受けていただき、皆様が虫歯、歯周病のリスクなく、安心して矯正歯科治療を行っていただけるよう努めています。

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